
上砂さんからこんなメッセージが届きました。
「この作品はこの秋に出せるよう作っていたのですが、着手したのは昨年の冬です。冬来たりなば春遠からじ...春には新芽が出て夏には花がほころび秋には豊かな実りをもたらすであろう...。今苦しい思いをしている人にも必ず「実り」の時期はやってくるのだ..という願いを込めて作りました。」
上砂さんらしいコメントですね。いつでも画家は弱いものに温かな視線を向けます。それは自身が弱者であると思うからでしょう。作品を生み出す楽しみと苦しみ...私は上砂さんの作品を見て社会的な反抗を感じることがあります。温かな強さ...それは私にとっても心地の良いものです。