44年前「平野貴久子」という版画家が、27才の生涯を終えました。
あまりの悲しみに母は彼女の作品を世に出すことをしませんでした。
当時の仲間には小磯良平や滝平二郎などがいた時代です。
彼女の姉も今は70才を越えて預かっている妹の作品をどうしようと考えていたようです。
そして同じ信仰をも持つ友人に託すことになりました。
私達はその友人に額装の相談を受けることになったのです。
あまりの素晴しい作品に胸を打たれました。
ページワンは額装の全てを任されました。
そこには「平野貴久子」に関わる多くの人達がそれぞれにページワンと繋がっていたからです。
そして信用してくださいました。
私達は力の限りの額装をしました。良い仕事が出来ました。
そのアトリエには45点の作品があります。
少しずつ公開の機会ができることでしょう。
感激と感謝です。