
フレーマーの雪絵さんはスカーフの額装を得意と自負しています。
彼女のライフワークと言ってもよいでしょう。
時々ですがスカーフの額装依頼があります。
少し間があると「この頃はスカーフがありませんね」と悲しげです。
お客様が平台の上にパァーッとスカーフを広げた時の感激はこの仕事の醍醐味です。
一瞬にしてお客様の全てが解るような気もします。
人の生涯とはそんなものです。
大切な人に頂いたのかもしれません。
旅先で選んだのかも...いずれも思い出なのです。
しみじみと素敵なのです。
このスカーフはスペイン在住の時に買ったのだそうです。
情熱のフラメンコに何を秘めているのでしょうか。
雪絵さんの額装はシワひとつ無く完璧です。