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暗夜に一灯を掲げて進む

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年末に暗いニュースを見ていたら突然思い出したことがありました。「暗きを嘆くことなかれ ただ一燈を頼め」それは2年くらい前の事です。以前お客様だった方が店に来られました。その方は曾て大きな会社の重役でしたが、その頃は定年退職されていました。その時、播磨鉄牛先生の書を大変気に入ってくださいました。そして「私の好きな言葉があるので先生に書いて頂きたいのですが....私は時々お遍路に行っています。人生が変わりました」と頼まれました。それがこの書です。その後氏の友人から同じ言葉を書いて欲しいとのリクエストもありました。その頃は何を思うこともありませんでした。でも,ふと思い出したのです。
書の力は深いものだと感じました。これは幕末の儒者「佐藤一斎」の言葉です。嘆くではなく憂うですが氏はきっとそのように覚えていたのでしょう。それが素敵です。いつも歴史が教えてくれます。こんな時代こそ自分を見つめ前を真直ぐ歩いて行きたいものです。
by page-1h | 2009-01-11 19:31 | アート | Trackback | Comments(2)
Commented by パンナコッタ at 2009-01-12 22:00 x
この書を見たとき、ローズマリー・サトクリフの『ともしびをかかげて』を思い出しました。イギリスの古い時代の歴史小説で、児童文学の範疇に入っていますが、大人に面白い小説です。
Commented by page-1h at 2009-01-14 17:05
お誕生日おめでとうございます。私には何も返すものがありませんが今年も素敵なコメントを頂きました。私も読んでみます。


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