
15日からの内田新哉水彩原画展を前に、たくさんの版画を送って頂きました。内田新哉の版画には原画がある...それを疑問に思う方もいることと思います。彼は水彩画家だからです。原画は一枚ですから内田新哉は複製版画を創りました。その技法はリトグラフやシルクスクリーンだったりします。内田新哉は刷り工房で職人と製作をします。それは版画家とは違いますが作品の取り組みは同じです。最近はコンピューターグラフィックスのインクの進歩によるジークレー版画にも挑戦しています。この技法は世界の美術館でも扱う技法です。このように試行錯誤した版画にエディション(限定番号)を入れサインをします。
これらがデパートやギャラリーで扱われるのです。版画は数に限りがありますから貴重なものです 内田新哉は過去の版画を収録したレゾネ本も出版しています。版画のコレクターも多いのです。
この作品は「柿の木」彼はよく収穫の季節を描きます。人間の汗と笑顔が好きな彼らしい作品ですね。