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着物の額裝

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若い頃お母様に作って頂いた大切な着物をインテリアに...と
建築家の方から相談がありました。
素晴らしいお着物にハサミを入れるのは正に真剣です。
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マットの刃先に面金を入れます。
着物の金糸に合わせました。
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日本人のルーツを感じるような...
穏やかな気分になってきます。
玄関に飾ったらきっと話題になることでしょう。
とても新鮮なartです。
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完成してお渡しする時に記念撮影をしました。
お母様もとても嬉しそうでした。
お母様は残り布は吊るし雛に使いますから...と言います。
一枚の着物から創作意欲が次々に沸いて来そうですね。
by page-1h | 2014-07-21 17:43 | Trackback | Comments(2)
Commented by あずみ at 2014-07-24 15:18 x
綺麗な柄ですね。
一幅の錦絵のようです。
着物は着衣と言う実用品でありながら、
多くの職人の技が終結した大変な芸術品でもあるのですね。

特に古い着物は貴重です。
柄を再現させることはさほど困難なことではないでしょうが、
色は不可能だと言われています。
染料の原料となる植物などが少なくなってしまったからです。

また年月を経ないと出ない色合いと言うものもあります。
どんなに大切にしていても何十年、
あるいは一世紀を超えるほどの年月が経つと多少の劣化は避けられません。
でもだからこその深みが出て来るんですよね。
まっさらの反物の無垢な美しさも良いですが、
いかにも古めかしい、たとう紙に包まれた着物も味があります。

お人形の衣装にと古い着物や、
生地を手に入れることが多いのですが、繕われたものも少なくありません。
再び仕立て直すつもりだったのか、ゆのしされたままのものもあります。
大切に大切に着てはったんやなァ~と感慨を深くします。

生地を織った人、
染色した人、染付や刺繍を施した人、仕立てた人。
そしてそれを大切に着て来た人。

それらの人々の思いを受け継いで人形の衣装を縫います。


Commented by page-1h at 2014-07-26 15:45
あずみさんお久しぶりです。
お元気ですか?
大阪は暑いでしょうね...。
さずが古い街には貴重な文化が育っていて素敵なコメントを頂きました。お人形の製作も布選びから発想するんですね。
日本人って良いなぁと思いました。


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