お客様が引っ越しをしたのでお手伝いに行って来ました。
もう20年くらいのお付き合いです。
少しずつコレクションして頂いた絵を取り付けました。
幸せに思ったことは全ての絵がフレッシュだったことです。
私達が大切に扱ってきたイギリスの版画家や上砂理佳、吉田佐和子、内田新哉、逸見亜古、綿引明浩など懐かしさに包まれます。「ここに居たんだね」とひとつひとつの版画に語りかけました。
物を持たないシンプルな生活に絵は必需品です。
トイレにも奥の部屋にもダイニングにも...部屋に命が生まれるようでした。
友人達が遊びに来ていました。「絵は良いね..」と語り合う素敵な仲間達です。
ダイニングキッチンの無機質な冷蔵庫が目立っていましたが
絵を掛けると不思議にコーナーが出来て気になりません。
ここはコンクリートで絵が掛けられないとあきらめていたようです。
「上から吊るせば良いのですよ。」
ここは絵のある大切な場所になりました。