長いお付き合いのお客様でもある友人が夫を突然亡くしました。泣いて泣いて涙も涸れて数年が流れました。絵の好きな彼女は時々ページワンを尋ねてくれました。絵が彼女の慰めになったことは確かでした。今回の内田新哉さんの個展にも遠方より来てくれました。彼女に少しずつ笑顔が戻っていることが私には嬉しいのです。
空の手紙 「こんなにいい天気だと君に会いたくなる 空と海はどこまでも青くて 澄んで要る 洗濯をしながら 空のいろを そっとすくって 心のホコリを洗っています。君には 今何が見えていますか」
内田さんはこの絵をもう会えなくなってしまった人のために描いたそうです。彼女がご主人と重ねたのは...そしてこの絵に出会ったのは偶然でしょうか。「空の手紙」はジークレー版画になっています。内田さんに、この詩を書いてもらい額装しました。これからも優しい愛に包まれて生きて欲しい。心から願いました。